WPF 版の C1Report は内部処理が異なっています。旧バージョンでドキュメント/レポートをプレビュー/印刷するとメタファイルページイメージが生成されますが、新しいバージョンではレポートを表す C1PrintDocument が作成されます。C1PrintDocument には、新しいパブリック読み取り専用プロパティを通じてアクセスできます。
c# |
コードのコピー
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C1PrintDocument C1Report.C1Document {get;}
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生成されたドキュメントは必要に応じて使用できます。例えば、ドキュメントを C1PrintDocument がサポートするファイル形式にエクスポートすることができます。
旧バージョンの他のパブリックメンバーとともに、新しい C1Report では従来のC1Report のエクスポートフィルタも提供されています。そのため、以下のファイルエクスポート用のコードを変更せずに使用できます。
c# |
コードのコピー
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report.Load(...);
report.RenderToFile("MyReport.rtf",FileFormatEnum.RTF);
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上記のコードでエクスポートされたファイル(この場合は RTF 形式のファイル)は、C1PrintDocument を使用して作成されたファイルとは異なります。
c# |
コードのコピー
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report.Load(...);
report.C1Document.Export("MyReport.rtf");
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通常、ターゲット形式が固定レイアウト(PDF など)である場合は、上記のどちらのコードを使用しても、ほぼ同一のエクスポートドキュメントが生成されますが、それ以外の場合は、RenderToFile メソッドを使用したドキュメントの方が良い結果が得られます。
また、RenderToFile メソッドは XPS 形式へのエクスポートをサポートしないことに注意してください。XPS 形式へエクスポートするためには C1Report のC1Document プロパティを使用する必要があります。